唐草がルーフィングの上か下かというのは屋根を施工する人にとって小さいことでも永遠の課題だと思います。直結して雨漏りに関係する事は少ないですが広小舞が腐り屋根が飛びそうになるなんて事にもなりかねないところなのでしっかり考えていきたいと思います。
私は、水下側が唐草が下、ルーフィングが上で、ケラバ側と水上側が唐草が上、ルーフィングが下と教わってずっとその手順で施工してきました。
ただ昨今の建設業界では、一般住宅では大工さんが建方の時に野地板をやったらすぐルーフィングを貼ってくれる事が多くなりました。そして、大工さんも雨漏りに対しての意識がとても高くなり重ね部分や屋根の隅に防水テープなどを貼ってくれるようになりました。
このおかげで水下側に唐草をルーフィングの下に入れる事がとても難しくなりました。
単純に考えると水は水上側から水下側流れるので唐草がルーフィングの上にあると唐草の中に流れて広小舞を腐らせると最初に述べましたが、昨今の事情的に難しい。ならば対策をすればいいのか?
対策方法
- 唐草の上端に防水テープ
- 唐草の下にがっつりコーキング
- ルーフィングを切って無理やりでも唐草を突っ込む
上二段の唐草の上端アダ折部分に防水テープか下にコーキングして施工すれば水の侵入を防ぐ事は可能だと思います。
三段目の対策方法大工さんに変な目で見られることもありますがルーフィングを切ってめくって突っ込むことも場合によっては必要です。結構めんどくさいからとか大工さんがルーフィングをやったからとか言って雨漏りわかっていても作りが悪いだの言い訳をして処理しないバカ野郎が結構いますがただ機械のように取り付けるだけの人間は淘汰されるので放っておきます。無駄とめんどくさいの意味がごちゃごちゃにしている人も多いです。仕事できる人は無駄を省き、仕事できない奴はめんどくさいといいやるべきこともやらない。同じ現場にいても見えてるものが違うのでしょう。
例えばこういう一般的な屋根なら今の対策でいけると思うのですが次のこんな屋根ならどうでしょうか?
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