私が板金屋になって初めて触った屋根がこの三晃式。今は勘合式の縦葺きが主流なのでほとんど触らなくなりましたが・・・・・三年ぶりぐらいに物置の改修工事でやることになりました。
この屋根なんで勘合式に代わってきたかというと手間がかかるからです。約2~3倍です(笑)コストにかかわるとなかなか採用が難しいんですよね。でも今回やりました。理由はコレです。
道路なりに水上が合わせてある変形した屋根です。加工処理の点では三晃葺きの方が楽だと思ったので採用!!!
屋根葺き(通称ドブ葺き)
最初の工程は、屋根本体を施工します。
水上になる側を折り紙のようにハサミを入れずに折り曲げて止水処理し、屋根材を固定する吊り子と呼ばれるものでビス止め(455㎜ピッチ)します。
立ち上げる板の長さは3㎝~10㎝ぐらいが妥当なのかなと考えているのですが今回は、パラペット立ち上げ部分も板金処理なので長めに取り、へこませないための下地として利用したいと考えて25㎝ぐらい取ってます。
ここまでで屋根本体の工程は終わりです。ちなみにですが・・・・・
勘合式だったらこの工程で仕事終わりです(笑)
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